化粧品に何を期待しますか?
「期待」「望み」をヒアリング
まず、おおまかなヒアリングをします。
・クリーム系
・乳液系
・ジェル系
・化粧水系
そして使用感
ベットリ系?
しっとり系?
サッパリ系?
次に配合成分
原料の選定です。
原料を推奨濃度まで配合し、(尖った)処方をすることも可能です。
でも私の過去の経験から言うと・・・
速攻性を望んだ結果、大きな肌トラブルを経験しました。
歯科衛生士学校で学んだ解剖学や生理学を忘れ
とにかく即効性を望み・・・トラぶった。
めっちゃ落ち込んだし引きこもった。
肌トラブルを治したくてありとあらゆることをしました。
でも元には戻らんかった。
速攻性の魅力の大きなツケを貴重な経験として考え直した。
もう一度、勉強をしなおして自分を治すため、リュースパンドゥルを作った。
一気に綺麗になる速攻性より
徐々に綺麗になり続けることを望みます。
処方士と長い時間をかけ、打ち合わせをします。
化粧品と料理は、よく似てると思う。
めんどくさ~い行程があります。
その行程を、丁寧すぎるくらいしっかりと手間をかける。
原料の活躍できる力を活かすために。
このめんどくさい行程は、ベテランじゃないと分からないのよ。
レシピどおりなんだけど、めんどくさい手間をかけると
丸~い使用感の化粧品になる。
この行程をささっと作業してしまうと
フツウ・・・になってしまうように思います。
化粧品は、人が作る。機械が作るのではない。
お料理にたとえると
中華料理は得意だけど和食は不得意
和食は得意だけど洋食は不得意
などあるように
研究開発者の得意・不得意も理解できていることも大切な私の財産だわ。
歯科衛生士時代の経験
あの技工士さんの技工技術には、想いがあった。
なので、義歯にしても差し歯にしても
合わせると驚くほどピッタリ・・・
想いもやけど、凄く手間をかけてたって言うてはった。
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